
 |
「コントラスト」をテーマに、新開発の折りたたみ式「X(クロス)」フレームを採用した20インチサイズのフォールディングバイク。「FX(次期主力戦闘機)」の名が示すとおり、次世代のドッペルギャンガーを担うべく開発されています。そのフレームをより際だたせるため、カラーにはシンプルなソリッド色「アルペンホワイト」と「ビアリッツブラック」を選び、その上でロゴマークやグラフィックには色相環上の対極となるコントラストカラーであるホワイトを採用。余分な装飾やカラーを排除してシンプルな美しさにこだわりました。また、クランクやクイックレバー、ブレーキキャリパーなどの小さなパーツにも手を抜かず、テーマカラーにペイント。反面、回転部品であるクランクやチェーンホイール、ハブやリム、スポークはブラックとすることで「力強い駆動系」をアピールしています。タイヤに入れられた大胆なホワイトのラインは、停車しているときでさえそのポテンシャルとパフォーマンスを予感させ、いざ走りだしたときには、自転車を見るものへ、そのスピードそして余韻を鮮やかに印象づけます。「コントラスト」というコンセプトは、カラーのみに反映されるだけに留まりません。中心部から対象となるように折り畳まれるフレーム形状や、ペアとなる「FX01stealth」の存在がそれを裏付けます。パーツの持つ意味を考え、それぞれのデザインに意味を持たせた、あたらしい価値観を持つフォールディングバイクです。
|
 |
一方では「赤」や「黄色」といった、一般的な自転車にありがちな「色目」をとことん排除することで、逆に乗る人を目立たせる一台に仕上がりました。「色」も機能の一部と考える、DOPPELGANGERならでは。どんなに小さなパーツ、ディティールといえども、それらが全体の印象を大きく左右することを知り抜いた私たちならではのデザインであり、「最小限の構成で、最大限の効果を発揮する」ことを目指して設計されました。機能面では実際の「乗りやすさ」を重視し、アヘッドステムを採用することでハンドルを(アヘッドステム未使用時に比べ)5-6cm前に出すことで自然なライディングポジションが取れるように配慮しています。タイヤには転がり抵抗が少ない、スポーティーなロードタイヤを採用し、軽快な乗り心地とコーナリングを実現しました。その独特のフレーム形状の恩恵として、スマートなセミフラットハンドルバーを使用しているにもかかわらず、ハンドル高は約102cmを実現。この高さは
26インチサイズのシティサイクルにも相当し、アップライトな乗車姿勢で広い範囲を見渡しながら快適に走行できるようになりました。 また、ホイールベースも長く取られているため、直進安定性も抜群です。
|
 |
多くの自転車がそうであるように「フレームにだけ」アルミを採用し、販売を有利にするがために「アルミフレーム採用」を謳うのではなく、FXシリーズではフレームに加えシートポストやハンドルステム、その他ショートパーツに及ぶまでアルミ製部品を採用し、軽量化と基本性能の追求に努めています。これらの軽量パーツは慣性重量の低減によるハンドルを切ったときの操作感、低重心化による高い安定感を実現し、乗り心地に大きく影響します。もちろん高価な部品ですが、ドッペルギャンガーが「必要だと感じたからこそ」投入したパーツ群なのです。その結果、6段変速や附属品のワイヤーロック、LEDフロントライトを装備しながらも重量12.1kg(約)を実現しました。「軽さ」のメリットは様々な面において発揮され、折畳み自転車本来の目的である「持ち運べる」という機動性、突き上げの少ない快適な乗り心地、街中での取り回しの良さ、軽いこぎ出し、軽快なコーナリング、また長時間のライディングでも疲れにくい等、軽量化による効果は図りしれません。シンプルな中にも機能美を誇り、停車中でもそのポテンシャルを感じさせ、いざ走り出すとシャープなグラフィックとタイヤのラインが走り去る余韻を鮮やかに残す、新しい「ドッペルギャンガー」自転車の誕生です。スタイリッシュに収納できるシートポスト取り付け式ワイヤーロック、2種類の点滅や常時点灯など多彩な機能を備えるフロントライトが標準にて付属します。(オプションにてマッドガードの装着が可能です)
|
 |
自転車である以上、必ず使用しなくてはならない部品が存在します。それはハンドルバーであったり、クランクであったり、変速機であったり、ブレーキであったり。自転車は、様々な部品の集合体なのです。それらの部品を一つの自転車として組立てたとき、つまり異なる素材や構造を持つ部品をひとつの自転車にしたときに、どれだけ統一感を出せるのか。私たちはそこに力を注ぎました。今まで、自転車といえば「どのメーカーのどのコンポーネント(変速機など)を使用している」「何段変速である」といった、数字やカタログ上のスペックが大きな「売り物」でした。しかし、私たちは考えます。それらのスペックは本当に必要なのか。単に他の自転車より数字の上で優位に立ち、販売を有利にするが為に追求されただけの、ユーザーを無視したスペックではないのか。そうしたアンチテーゼの上に生まれたのが「DOPPELGANGER FXシリーズ」です。自転車である以上、必要な備品があることは既に述べました。コンポーネント(部品)が自転車を決定するのではなく、自転車が部品を決定するのである。そう考え、私たちは部品を自転車にフィットするようデザインしています。それらは車体のコンセプトに合わせて塗装されたパーツ群や、加工されたパーツ群を指します。フレームに溶け込み、シートポストやハンドル部などアルミパーツをより機能的に見せるためのブラックパーツなど、それらは本当に小さな箇所にまで及びます。だからこそ、ホワイトが、そしてブラックがが引き立つのです。自転車に必要な部品と、その効果。それらを自転車に組み込んだ時のバランス。それらを知り抜いたDOPPELGANGERだからこそ実現したデザインなのです。
|
 |
ドッペルギャンガーのプロデュースする自転車は「1コンセプト・1カラー」です。商業的には、フレームのカラーを増やし、多色展開する方が有利です。しかし、あえてドッペルギャンガーはそれをしません。なぜか?ドッペルギャンガーは、色とフレームはあわせてデザインされるべきだと思っているからです。まず先にその自転車のコンセプトを決め、そのコンセプトに合ったフレームをデザインし、コンセプトに合ったカラーを採用します。そして、このフレームとカラーを最大限引き立てることができるパーツ、そしてパーツのカラーを選びます。そのようにしてひとつのコンセプトのもとに造られた自転車である限り、いたずらにフレームカラーを増やすべきではないと考えています。クイックリリースレバーやブレーキキャリパー、ハブの色に至るまでこだわり抜いた、「パーツの色まで」デザインされた自転車の登場です。FXシリーズは、隣にどんな自転車が並ぼうともひるむことのない、その圧倒的な存在感を体感できるフォールディングバイクなのです。
|

※計測方法により数値が異なります |